テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第54章 胸の"トクン"は恋の病

-藤堂side-




ひなちゃん…。

たぶん、というか絶対に、それは全然関係ないんだけど、ひなちゃん本気で悩んでるな…。

まぁ、ついに気づき始めたということか。

さぁ、どうしよう。

ひなちゃんにどこまで俺が気づかせる?




「ひなちゃん、それはいつ頃から?」



「え、えっと…、トクンとするのはもうノワールに来た頃からです。初めて感じたのはその頃でした。ずっと黙ってて、隠しててごめんなさい…。でも、キュッとかキュンとなるのはまだそんなに経ってないと思います。」




うん。そうだよね。

だって、そのトクンってなるのは悠仁と出会ってからだもんね。

ってわかってるんだよ?

先生たちはみんなひなちゃんのトクンに気づいてたよ。

じゃないと黒柱が見抜かないわけないでしょ?



と言いたいところだけど、ひなちゃんは本気で悩んで、勇気出して俺に話してくれてるんだもんな。

あぁ、ピュア過ぎて心苦しい。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ