ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第54章 胸の"トクン"は恋の病
「よっこいしょっと。」
コーヒーを淹れて、医局のデスクに座りスマホを開く。
五条先生でないとすれば…
LIMEのトーク画面を開いて、メッセージを打ち込んだ。
"お疲れさまです"
"純粋無垢なお子さまひなちゃんが恋してるんですけど…、どなたですか?"
(既読)3
(既読)4
五条「はぁ!?」
今、LIMEでメッセージを送ったのは黒柱のLIMEグループ。
メッセージを送ってすぐに既読が3になって、隣に座る五条先生も通知に気づいてLIMEを開いて既読が4に。
その瞬間、"はぁ!?"だって。笑
100%のリアクションだわ。
「ふふっ。」
五条「神崎先生、どういうことですか!?」
「まぁまぁ。せっかくだしみんな来てから話そう。すぐ来るよ。」
と言ったそばから、5分も経たずしてみんな医局にやって来た。