
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第55章 不穏な予感
「うん、ありがとう。問題ないね。ひなちゃん、聴診するね。」
「は、はい…。」
あぁ、なんかすごく嫌。
姫島さんに身体見られたくない。
そう思ってチラッと姫島さんを見ると、藤堂先生の後ろでめっちゃ怖い顔してる。
この人には、逆らっちゃいけないんだ…。
そう思いながら、渋々ボタンを外して前を開けた。
姫島さんが怖くて緊張しちゃうけど、バレないように頑張って深呼吸した。
藤堂「ひなちゃん、今日の治療は15時からね。宇髄先生が迎えに来てくれるからね。」
「はい…。」
と朝の回診が終わり、ようやく姫島さんから解放された。
