ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第7章 ひなのを襲う恐怖②
…あれ?
ここ…、どこ…?
眠りから覚めると、そこには真っ白な天井があった。
そうだ、わたし病院にいるんだった。
いつの間にか寝てたんだ。
そう思ってぼーっとしてると、部屋の扉が開いて誰かが入って来る音がした。
五条先生かな?まこちゃんかな?
って振り向くと…
「………ハッ‼︎」
「テメェ、学校行って何日経ってると思ってんだ…?」
な、なんで…?
なんであの人が目の前にいるの…?
捕まったんじゃないの…?
「帰らないなら死んでこいっつったの忘れたか…?」
「そ…そんな………、や、やめてっ!!」
ドンッ!ガシャーンッ!ボコッ!!
「ゔっ……ごめんなさい……ゔぅ…」
「さっさと死ねこのクズ!」
はぁ…なんで…?
解放されたと思ってたのに、なんでまた殴られてるの…?
それにその死ねって言葉、もう何回聞いたんだろ。