ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第56章 汚れた身体
「ひなの入院中ならむしろ来てもらっていいんですけど。って、ひなのこと見てるのに暇ないですよね。ひなが元気になったらまた家で食事でも。」
「うん、そうする。ところでさ、今朝のひなちゃん、ちょっと具合悪そうだね。貧血が心配なこと以外に診た限り問題はないんだけど、治療がつらいかな?」
「なんか変でしたよね。せっかく俺が来てもいつもより反応薄いし。」
「あー、確かに。それはそうだったかも。」
「まぁ、次の治療は明後日ですし、疲れてるだけなら大丈夫だと思うんですけど。」
「気をつけて見ておくよ。何かあったら連絡するし、悠仁は今日はゆっくりして。」
「ありがとうございます。では、お疲れ様でした。」
「うん、お疲れ様。」