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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第56章 汚れた身体



「思い出した?あったでしょ、そんなこと。手術することになったのもそのせいよ。あんたの処女膜は元々塞がってたのに、無理矢理チンコ入れられて破られたから後遺症が残ったの。だから、生理で痛くなって手術しなくちゃいけなくなったの。先生たちは襲われたせいだってわかってたと思うけど、手術の時に聞かされてなかったのね。」




もちろん知らなかった…。

そんなこと知らなかった、一生知りたくもなかった。

先生たちが言わなかったのは、きっとわたしのこと考えてくれたから。

なのに、どうして…




「だからあんたは汚れてるのよ。かわいそうにね。知らない間に親に汚されて傷つけらるなんて。あんたの好きな五条先生も、その身体のこと本当はどう思ってるのかしらね。」




もう全部、全部終わってたのに。

あの人のことは、もう全部終わったことなのに…。


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