ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第60章 治療再開
…ピクッ
藤堂「ひなちゃん大丈夫?」
くすぐったくて一瞬ピクッとしちゃっただけだけど、藤堂先生は胸の上でタオルを握るわたしの手を、すかさず包み込んでくれた。
「大丈夫です。ちょっと、くすぐったい。」
宇髄「くすぐったいか笑。ごめんな、すーぐ終わらすな。」
宇髄先生の笑い声のおかげで少し肩の力が抜けて、エコーは問題なく終了した。
宇髄先生が機械をしまってる間に、藤堂先生が温かいタオルでお腹を拭いてくれる。
「ふふっ。」
藤堂「これもくすぐったいね、ごめんごめん笑。ひなちゃんくすぐったがりだね。」
「ごめんなさい。恥ずかしいです。笑」
五条先生に拭いてもらった時もくすぐったくて笑っちゃった。
五条先生だからくすぐったいのかと思ったりしたけど、そうではなかったみたい。
藤堂先生の手も優しいから、先生たちの優しい触れ方にわたしの敏感な神経が反応してるのかも。