ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第8章 爆発する心
そして18時。夜ごはんが運ばれてきた。
メニューはいつものスープだけ。
どうやらごはんがスープだけなのは、わたしがしばらく食べてないかららしい。
胃がびっくりしちゃうんだってまこちゃんが言ってた。
じーっと器を見つめていると、
コンコンコン___
五条先生が部屋に来た。
「スープ飲んでないのか?」
「……。」
「ほら、ひと口飲みなさい。」
そういって、スープを乗せたスプーンを渡される。
渋々受け取って…、
……………シュルッ
口に運ぶまでにものすごい時間をかけてたと思う。
そして、手を止めてぼーっとしてると、
「ほら、手止めてないで、もうひと口飲みなさい。」
そんなの無理だから、首をブンブン横に振った。