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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第61章 なんでもない日常



「ひーちゃん!」
「会いたかったよー!」
「久しぶり!もう大丈夫?」



「うん。もう元気になったよ!」




退院して、土日を挟んで久しぶりの学校。

教室に入ると、クラスの子たちがすぐに声をかけてくれた。



そして廊下からは、




「ひなのー!」




と夏樹くんの声が。




「あ、夏樹くんだ。」



「あ、ってなんだよ!心配してたんだぞ?思ったより入院長かったからさ。何があったのかと。」



「ごめんごめん。って、そもそも今回は夏樹くんが五条先生にチクったから入院になったんだよ!何があったのかとじゃないよ!」



「はぁ?俺が言わなかったら今ごろまだ病院かもしれないだろ!ひなのはすぐ隠そうとするんだからな。これからは俺も見張ってるぞ。五条先生にも兄貴にも、ひなのに何かあれば教えてって頼まれてるから!」




なっ…!?

い、いつの間にそんなことを…




「ひどい…。夏樹くん誤診するくせに。」



「それいつの話だよ!しょーもないこと根に持つなバカ!」



「バカ!?夏樹くんの方がバカだもん!」



「はいはい笑。2人とも仲が良いのはわかったから。授業始まるよ〜。」




とクラスメイトが止めてくれて、夏樹くんとの言い争いは終了。


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