ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第8章 爆発する心
「……。」
「なぁ、いつまで黙ってるんだ…?俺のこと嫌いか?話したくないか?」
え…?
ちょっと、待ってよ…
なんで、なんでそんな風に言うの?
今いろいろ考えてたのに、突き放されたの…?
「何も言わないなら早く飲みなさい。食べないといつまでも元気にならないんだから。」
大人って…
大人って…、みんなこうなんだ。
自分の言うとおりにさせようと、わたしの考えなんてないものにして…。
元気にならないからって、だから…、なに…?
そもそも、わたしなんでここにいるの?
もう帰る場所ないんじゃなかったっけ?
ここが家って、ここ病院だよ?
こんなとこにずっといるの?
帰る場所もない、病院にいなきゃいけないって、病気だかなんだか知らないけど、もう元気になる意味なんてある?
そもそもわたしは死ねばよかったんだよ。
死んだらなにも困ってなかった。
無駄に今まで生きてたせいでこうなってる。
だったらもう…、飲んだり食べたりする必要だってないじゃん…!
ガッシャーンッ!!