ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第63章 苦い思い出
HRが終わって帰ろうと廊下に出ると、
「ひなの〜!」
と隣のクラスから出てきた夏樹くん。
「夏樹くん…あれ、隣のクラス?ってことはBになったの!?」
「おぅ!すげーだろ!」
去年は下から2番目のクラスだったのにBだなんて。
きっと、この1年すごく勉強頑張ったんだろうな。
「すごい!いつの間に!」
「まぁな。言っただろ?ノワール医大行くって。本気出したら俺もできるんだよ。3年はA組行くからなっ。」
「うん!一緒に頑張ろうね。」
と夏樹くんとはその場でバイバイして、学校の門を出た。