ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第63章 苦い思い出
"学校終わりました。"
(既読)
五条先生にLIMEを送ると、今日も素早い既読。
"お疲れ様。クラスは?"
"Aでした!"
"よくやった"
「へへっ。」
五条先生からのよくやったって言葉がうれしくて、思わずにやけちゃう。
"夏樹くんはBでした!隣のクラスになりました。"
"マジか、気をつけろよ。"
マジかって、先生たちは成績見てるからなんとなく知ってるのかと思ってたけど、驚いてるからギリギリでBになったのかな?
気をつけろよって、夏樹くんに成績抜かされないようにってこと?
"はい!2年生も勉強頑張ります!"
クラスの報告が終わったところで、わたしは五条先生に言わなきゃいけないことが。