ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第64章 大事な生理
「ひな、ちょっと。」
ご飯の後、ソファーに座らされ、
「生理か?」
って。
隣に座って、わたしの背中に手を添えて、わかってたように言う五条先生。
「はい、そうです…。さっきトイレでなってました。」
「すぐに言えばいいだろ?」
「恥ずかしくて…」
「ひな?生理はひなだけがなるんじゃない。女の子はみんな生理になるんだ。恥ずかしいことでもなんでもないから、ちゃんと伝えて欲しい。前に来た時は教えてくれてたし、一緒に管理していこうって言っただろ?」
「で、でも……。思春期…?」
「こら、適当言わない。まぁ思春期ゆえなのかもしれんが…、ひなの大事な身体のことだから。それに、生理に関しては医者としてはもちろんだけど…、その、彼氏としてちゃんと把握しておきたい…。」
「えっ…?//」
か、彼氏…っ//
「だから、隠さず俺にちゃんと教えて。」
ぽんぽん…
「…っ// はい…。」