ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第64章 大事な生理
「よし、そしたらひなちゃん力抜こう。はぁ〜って口から大きく息吐いてごらん。」
「スー…はぁ〜……っ、んっ…痛……」
息は吐いてるけど、機械があそこに押し当てられると痛みが走る。
「ひなちゃん力入りすぎ。いつもみたいに上手に抜いてごらん。」
「こ、怖くて…」
「そしたら、咳払いできる?」
「咳…?」
「嘘でいいから、わざと咳するみたいにしてみて。」
と言われたので、
「はい……コホンッ、コホッ…っんん!!」
「ん、入ったぞ。」
咳払いのタイミングに合わせて、宇髄先生は機械を奥までスッと入れてきた。
「い、痛い…!怖い…ハァハァ…」
「ひなちゃん落ち着いてごらん。本当に痛い?痛かったらお尻の穴からにしようか。」
お、お尻の穴…!?
まさかの斜め上な発言に、一瞬で冷静になる。
「お尻の穴から入れるって冗談ですか…?」
「いや、冗談じゃない。痛くて入らなかったら肛門から入れる。ひなちゃんも一度やったことあるぞ。寝てる時だけど。」
「え!?」
今度は衝撃の事実を知らされて、思考停止。
「はははっ。そんなに驚かんでも。でももう痛くないだろ?さっきの痛みは力み過ぎ。」
「あれ…、ほんとだ。異物感はあるけど、今は痛くないです。」
「だろ?もうすぐ終わるからな〜。」
そして、膣からプローブを抜いてもらって、検査は終わり。着替えて再び診察室の方へ。