ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第64章 大事な生理
そして、器具を抜いてもらうと次は内診。
宇髄先生の指がスッとあそこに入ってきて、動かしたりお腹を押したりしてる。
「ひなちゃん、中だいぶ柔らかくなったな。治療頑張ったから、前より窮屈さもないだろ?」
言われてみれば、最初の頃より圧迫感がマシになってる。
あんなに治療頑張ったから、痛くなくなってよかった…
「ん。いいよ。問題ないからね。」
と宇髄先生が指を抜いてくれて、
はぁ、終わった〜。
って思ったら、
「そしたらひなちゃん。今日は膣の中からエコーするな。」
と全く意味のわからない発言が。
「え?膣の中からエコー?」
「いつもお腹の上からしてたけど、本当は中から見た方がよくわかるんだ。今まではキツくて痛いかとやってなかったんだが、試してみよう。」
何事もないように説明してるけど、もう嫌な予感しかしない。
そして、宇髄先生は何やら準備して、これから入れる機械を見せてくれた。
「う、宇髄先生、それ入らないです…」
「大丈夫だ。親指くらいの太さだから、力抜いてれば入るよ。」
と言いながら、機械にゼリーやゴムみたいなものを付ける宇髄先生。
そして、高まるわたしの緊張感…