ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第66章 内科病棟
それから、点滴を外してもらって病室へ。
16歳になったから小児科は本当に卒業で、今回から初めての内科病棟。
部屋は個室にしてくれたみたい。
藤堂「ひなちゃん、担当の看護師さんは後で挨拶に来てもらうね。」
え?看護師さん?
「まこちゃんは??」
藤堂「まこちゃんは小児科の看護師さんだから、もうひなちゃんを担当できないんだ。」
そうだったんだ…、まぁ考えてみればそうか…。
でも、もうまこちゃんがいないなんて…
藤堂「ひなちゃん不安?」
「…少し。」
だって、姫島さんのことがあったから。
また意地悪な人だったらどうしようって思っちゃう。
五条「大丈夫だ。良い人だから、ひなもすぐ打ち解けられると思う。」
「五条先生は誰か知ってるんですか?」
五条「当たり前だろ。」
藤堂「先生たちみんなで、ひなちゃんのことしっかり見てくれる人にお願いしたからね。心配しなくていいよ。」
と言われても、やっぱり不安…