ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第66章 内科病棟
藤堂「ひなちゃんいい?もし、気持ち悪くなったりお腹が痛くなったらすぐに言うんだよ。ナースコールしてね。」
「わかりました。」
藤堂「五条先生はこのまま朝までひなちゃんと?」
「ええ。そうしようかと思ってます。」
「え?そんな、五条先生帰らないと。ご飯も食べてないのに…」
五条先生は明日朝から仕事。
今は19時半。朝から今までずっといてくれたから、夜はゆっくり休んでほしい。
それに、晩ご飯だってわたしが食べるのをじっと見てただけで、五条先生は食べてない。
「でも、ひな寂しいだろ?」
…っ。
そんなこと言われたら、寂しいから行かないでって言いたくなっちゃうよ。
でも、我慢しなくちゃ。
「ひとりで大丈夫です。今日はすぐ寝るし、五条先生明日は早いからお家でゆっくり寝てください。」
「いいのか?」
「はい。大丈夫です。」
「そうか。そしたら、また明日の朝顔出しに来るな。ゆっくり寝るんだぞ。」
「ありがとうございます。おやすみなさい。」
と、五条先生と藤堂先生が部屋を出て行った。