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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第67章 鉄剤注射



そして、採血が済むと一度針を抜いてもらい、




祥子「ひなちゃん、ちょっと気分悪い?平気?」



「はい…」




気分は悪くないけど、すでにちょっと疲れた。




藤堂「少し休んでからにしようか。採血緊張したでしょ。顔が火照ってるから。」




っておでこに置かれた藤堂先生の手が、熱もないのに少し冷んやり。



祥子さんも藤堂先生も、わたしのことよくわかってくれてて、たとえ同じ治療でも、毎回わたしの状態に合わせて治療を進めてくれる。

それが安心感に繋がるんだなと、今も外来だったらどうなってたことかと、最終日にしみじみ。




藤堂「そろそろいいかな。ひなちゃんいけそう?もうちょっと休む?」



「いえ、大丈夫です。早く終わりたいです…」



藤堂「早く終わりたいのね笑。そしたら、最後頑張ろうか。」



祥子「さっきとちょっと場所変えて針入れるね。いくよー…」




と、採血とは違う場所に針を刺してもらい、鉄剤が投与される。


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