ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第68章 お父さんとお母さん
リビングに入ると、五条先生は早速キッチンに。
手を洗いながら、
「晩飯どうするか。ひな何食べたい?」
って。
「わたしあんまりお腹空いてないから、軽いのがいいです。」
「はぁ?昼なに食ったんだ?」
「そうめんですけど。」
「他には?」
「それだけです。」
「それだけ?何束?」
「1束。」
「それでお腹空いてないのか…?」
「はい…」
「それじゃ、夜はガッツリ食わなきゃダメだろ…」
と冷蔵庫を開ける五条先生。
「え?がっつり…?」
「あぁ、ガッツリ。よし、豚肉あるな。トンテキにしよう。」
「え、ト、トンテキ?冷しゃぶとかの方が…ほら今日暑いし、さっぱりしてて良くないですか…?」
「いや、トンテキだ。この肉分厚いし、決まり。ひな米研いで。」
あ…決まっちゃった…。
「ハイ。」
と返事をしてお米を洗った。