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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第68章 お父さんとお母さん



そして他にも、お父さんや五条先生のことをお母さんに教えてもらった。



お父さんはアメリカの病院で外科医をしていること。

五条先生はアメリカで生まれ育ったけど、小学生の途中から中学の頃はお父さんの転勤で日本に住んでたこと。




「数年間は日本で暮らしてたけど、悠仁は日本の学校が合わなくて。教育レベルや価値観の違いかしらね。あの子、頭だけは良すぎたみたいだわ。笑」




頭良すぎて合わないなんて、そんなことあるんだ…

さすが、五条先生…。




「けれど、そのうちお父さんがまたアメリカで勤務することになって、家族みんなで戻ったのよ。」




それから、

五条先生はアメリカで飛び級して大学に入り、医者になったこと。

お父さんは、ダディーとマミーとアメリカの病院で一緒に働いてて、後輩だったダディーを本当にかわいがってたってことも教えてくれた。




「お母さん、いろいろ教えてくれてありがとうございます。」



「ひなちゃんにお話ししてあげられること、まだまだたくさんあるのよ。またお話ししましょうね。さぁ、そろそろdinnerの準備しましょうか。」



「はい。」




って、時々英語混じりなお母さん。

五条先生に頭が回ってないと英語喋るって言われてから、わたしは英語を頑張って封印してるんだけど…

お母さんのが移らないように気をつけよっと。


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