ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第1章 プロローグ
「ダメだ…おいラインまだか!?早く点滴入れろ!!家族に連絡は?」
「すみません全部まだです…!先生、服切ります!!」
ビリビリビリーーーッ_____
と看護師が服にハサミを入れ、ひなの肌が露出した時…
「…………っっ!?」
その場にいる全員が一瞬固まった。
真っ白で透き通るような肌の上には、酷いあざや傷痕がいくつもあって、誰がどう見ても虐待を受けた身体だとわかる。
「五条先生、こ、これって…」
「悪い、家族に連絡するのやめて。すぐ警察に連絡を…。…っ、おいっ!みんな手止めるな、早くしろっ!外科と内科にも連絡して!」
『は、はい!!』