ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第69章 お父さんの心配事
「あら、ひなちゃん!!」
それから20分くらいして、お母さんが起きてきた。
「お母さん、おはようございます。」
「朝ごはん作ってたの!?」
「はい。目が覚めちゃったので。」
「もう、そんなことせずゆっくりしてればいいのに!それより具合はどうなの?お熱は?」
っておでこに手を当てるお母さん。
五条家はみんなおでこが好きなのか…?
なんて、ちょっとおかしくなっちゃう。笑
「もう大丈夫です。36度2分でした。」
「うん、顔色も戻ったわね。はぁ、よかった。ひなちゃん、お熱出るといつも大変って聞いてたから、初めは少し焦ったのよ。すぐ病院連れて行くべきかしらって。」
初めは焦ったって、昨日の朝、お母さんすごく冷静でテキパキしてたのに。
それで少し考えた顔してたのか。
病院連れて行かれなくてよかった。笑
「心配かけてごめんなさい。お母さんのお粥のおかげです。熱があるのにあんな食べれたの初めてでした。」
「そう?ひなちゃんが寝込んだ時はまた作ってあげるわね。でも、ずっと元気でいてくれるのが1番だけれど。笑」
「はい、ありがとうございます。頑張ります。笑」
って、お母さんと一緒に朝食の準備をした。