ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第70章 嘘と隠し事
藤堂「ひなちゃーんわかる?病院着いたよ。」
救急車を降りるとさっそく藤堂先生の声がする。
「ゔっ……っく…ハァッ、ゔゔぅ……っ…」
藤堂「息止めないよ。痛くてもちゃんと呼吸してて。」
と声をかけられながら初療室に運ばれると、
宇髄「ひなちゃーん、もう少し頑張るよ。意識飛ばさないぞ。」
って宇髄先生の声。
「ん"っ…い"っっ…だぃ…ハァッ…ゔぅ……ハァッ……っ…」
藤堂「ひなちゃん息して息!止めたら余計痛いよ、苦しくなるよ。」
藤堂先生の優しい声が聞こえてくるけどそれどころじゃない。
こんなに痛いのは、久しぶりか初めてかも。
「い"ぃ…っ……ハァハァ…ん"ん……っ…」
宇髄「ひなちゃん今から診るからなー。お手手退けるぞ。」
とお腹を押さえる手を退けられて、スカートとパンツを脱がされた。
すると、
宇髄「…ん?ひなちゃん生理じゃないのか?」
と宇髄先生の言葉が聞こえて、
あっ……
頭の中が真っ白に。