ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第75章 大事なお話②
「五条先生、おはようございます!」
「おはようって、1人で全部片付けて朝ご飯まで作ってたのか?」
「はい。」
「はいじゃなくて、いつから起きてたんだ、ゆっくりしてなきゃダメだろ…。起きて気分悪くなかったか?ちょっと手首貸して。」
と寝起きでさっそく簡易診察。
「わたし、昨日は知らない間に寝ちゃったみたいですみません。でも、なんともなくてよかったです。」
「はぁ?何言ってんだ、喘息出ただろ。」
「え?喘息??」
あれ…、わたしワイン飲んで寝ちゃっただけじゃないの…?
「まさか覚えてないのか…?」
「ワイン飲んじゃって、五条先生に怒られて、強制膝枕されましたけど…」
「その後は?」
「…寝ました。」
「そこから記憶ないのか…」
と朝から五条先生のため息。