ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第75章 大事なお話②
『いただきまーす!』
なんでもない日常の非日常。
黒柱と夏樹くん、みんな揃ってうちで朝ごはんを食べてるなんて、不思議で不思議で仕方ない。
そして、先生たちに二日酔いなんて言葉は存在しないのか、朝からすごい食欲。
座っとけって言った後に、五条先生がパンを焼き始めて、ヨーグルトやシリアルも出してきたと思ったら…
「すみません。先生たちすごく飲んでたから二日酔いかな〜なんて思って雑炊にしちゃって。物足りないですよね。」
藤堂「ありがとうひなちゃん。二日酔いではないけどうれしいよ。ちゃんと考えてくれたんだね。」
神崎「二日酔い気にして雑炊作ってくれるなんて、ひなちゃんいいお嫁さんだよ。」
いや、まだお嫁さんではないけど…
工藤「そうそう。夏樹にはおにぎり作ってくれてるし。」
夏樹「ひなののおにぎりうまいわ。ひなのっておにぎり好きだよな。学校でもよく食べてるし。定食のご飯残すくせにおにぎりはパクパク食べるよな。」
な、夏樹くん…。
そういうことは言わないで欲しかったな…
五条先生に何か言われそうだから…
と向かいに座る五条先生をチラッと見てみると、ジロリと目を細められてしまった。