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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第76章 オープンキャンパス

-五条side-




藤堂「悠仁、ひなちゃんそろそろ帰ってくるかな?」



14時半。

少し前にひなから帰るとLIMEがあって、そろそろ家に着く頃だ。




「そうですね、もう着くと思います。」



藤堂「じゃあ、メロンパン出しとくね。ひなちゃん帰って来たら温めよう。」




と話してると、




ピロリン♪


"今、ひなのとマンションの下で別れた"




と夏樹からLIMEが。




"ひな送ってくれてありがとう"




と返すと、




"体調は大丈夫だと思うけど"
"たぶん心が大丈夫じゃないと思う"
"今日はもう怒ったらダメだぞ"




って。




「ははっ。」



藤堂「うん?なに笑ってんの?」



「いや、夏樹がひなを送ってくれたみたいでLIMEきたんですけど、そしたらほら。」



藤堂「あら、夏樹がこんなこと言うようになったの。笑」




とLIMEを見せると藤堂先生もクスッと。




"お前に言われなくてもわかってる"




と返事を送ったところで、



ガチャッ___



ひなが帰ってきた。




「おかえり。」



「ただいま。」




玄関で靴を脱ぐひなに声をかけると、返事はしてくれたが明らかに元気がない。




「リビングで待ってるから。手洗って着替えたらおいで。」




と言うと、コクッと頷いた。


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