ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第77章 カテーテル検査
もちろん、そんなわたしの異変を先生たちも見逃さずすぐに気づいてくれる。
藤堂「ひなちゃん気持ち悪い?気持ち悪いね。」
「先生、血圧下がってます…!」
工藤「メイン全開にして。薬すぐ入れて。」
工藤先生の指示のもと、検査室にいるスタッフたちがバタバタと動き出す。
「怖い…気持ち悪ぃ…」
工藤「大丈夫だぞ。今お薬入れるからな。気持ち悪いのすぐに止まるから少し我慢しててな。」
吐きそうとまではいかないけど吐き気がすごい…
でも、カテーテル検査中のこの状態で、恐らく吐くわけにはいかないんだろう。
藤堂「つらいね。気持ち悪いよね。すぐ治るからね。」
と、藤堂先生に励まされながらなんとか耐えてると、気持ち悪さがなくなってきて、またぼーっとし始めた。