無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

みんなから次々とうれしいお祝いの言葉をもらい、わたしはご機嫌で目の前のご馳走を食べ始めた。


すると、




夏樹「あのー、みんな俺のこと忘れてない！？ひなのだけずるいんだけど！！」




と夏樹くん。



実は今日のこの会、誕生日祝いと卒業祝いだけでなく、ノワール医大合格祝いでもある。

さっき話した通り、わたしは最終成績がトップだったので、無事、ノワール医大に推薦合格。

夏樹くんは推薦はもらえなかったけど、一般入試で受験して無事に合格した。



ということで、今日は卒業式の後、夏樹くんも一緒にうちへ来て、わたしの誕生日祝いと、わたしたちの卒業&ノワール医大合格祝いをしようというのがそもそもの話。


だったんだけど…




工藤「だって、今日はひなちゃんの誕生日だろ？」



夏樹「卒業と医大の合格は俺もじゃん！俺の合格発表昨日だぞ？昨日の今日なんだから、俺にも一言くらいおめでとうって言ってくんない！？全く、みんなしてひなのがかわいいんだから…」




って、わたしばっかりだから夏樹くんが拗ねてる。笑