ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第79章 3つの祝い事
「夏樹くん、卒業おめでとう。あと、医大合格も。わたしは普通に受けてたら絶対落ちてたと思うから、一般入試で合格したの本当にすごいと思う!」
こう言ったのは、別に夏樹くんがかわいそうだからとかではなく、本当にそう思うから。
夏樹くんほど努力して成績上げた人は他にいなかったし、学校の試験だけで推薦もらうより、全国の受験生と競う方がよっぽど大変だったと思う。
「ありがとう、ひなの。大学入ってもよろしくな、仲良くしてな!」
「うん!こちらこそ、よろしくね。」
と言った後は、
工藤「お前よかったな。ひなちゃんみたいなかわいくて優しい子が友達になってくれて。」
夏樹「それな。俺もマジでよかったって思ってる。」
五条「夏樹。ひなが大学で変な男に手出されないように頼む。ひなになんかあったら許さんぞ。」
夏樹「怖っ!でも、わかった。俺もそのつもりだから、任せて。」
なんて話してることには気づかず、
神崎「ひなちゃん、ひなちゃん。誰も取らないからゆっくり食べな。笑」
宇髄「ひなちゃん、本当によく食えるようになったな。感心感心。」
藤堂「スープ3口で根を上げてたのが懐かしいですね。笑」
と言われちゃうくらいの勢いで、黙々とご馳走を頬張った。