
性に溺れる私
第11章 【ハメ撮りの果てに見える世界】
ベルトも紐も解かずに私の携帯を操作してる先生。
一体何をしてるの?
数分してから画面を見せられた。
LINEが開かれていて大樹とのトーク画面に貼り付けられている動画。
「待ってっ…!本当に送るの…?バレちゃうよ?」
「ちゃんと編集してあるよ」
「編集って…?」
画面を変えて今撮った動画を再生する。
私しか映ってない。
映っているのは先生の手や肉棒。
あ………!?
声……変えてる…!?
ボイスチェンジャーアプリで先生の声だけ野太い。
テレビでよく聴くボイスチェンジだ。
これなら……バレないか。
いや、わからない。
「送るか?これ見たら……ひっくり返るだろうな」
「やめて……お願い」
「じゃ、こいつら全員切れよ……俺だけの性奴隷になれ」
「それは無理です……だって、先生は四六時中私を抱いてくれないじゃないですか、結局は…っ」
帰る場所があるじゃない……
そう言いかけて飲み込んだ。
そんなセリフ言いたくないから。
俯く私に顔を近付け額を合わせてきた。
「もう……とっくに崩壊してるんだ、多分…調停に入る」
「えっ?やめて…!お願い、自分で壊さないで…っ」
「もう無理なんだよ…!毎日毎日っ……お前を見てるだけじゃ……気が狂いそうになる……一緒になったら毎日抱くよ」
今にも泣き崩れそうな顔。
こんな先生……あの夜以来。
結局はこうなってしまうの?私たち。
性奴隷って何なの……?
手を前に持ってきて解いてもらう。
跡が付いたからまた口付けしながら労うのだ。
脚にもくっきり跡が付いてしまった。
舌を這わせて舐められる。
やっと自由になった身体。
脚を舐める先生の顔を包み込む。
揺れる瞳が私を捕らえて見つめ合う。
「一緒になったら…じゃなくていい、今…抱いて欲しい…ううん、今…先生に溺れたいです」
「藍沢……」
さっきまで私を縛り付けていたベルトで今度は先生の両手を縛る。
ネットで解かれない縛り方調べたんですよ。
だから緩めに縛っても一人じゃ解けません。
