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私を抱いて

第1章 お屋敷に

「今日は学校で何の勉強をしたんですか?」

指の腹でクリトリスに少し触れた

「…今日は…近代文学の歴史について…」

2人の会話だけを見るとまるでご近所さんとの会話みたいだった

「近代文学ですか…僕は川端康成さんが好きでしたね…」

「…はぁ…」

ビーカーに跨り膝を立てた

「彼は綺麗な文章で、繊細な心を表現しているなぁと思うんです」

クリトリスをゆっくりゆっくりなでた

「彼も好きだったみたいですよ?」

「えっ?」

奥村さんは格子に顔を近づけた

「こうやって女性の自慰を眺めるのが」

奥村さんの眼差しは妖しく光った

「川端康成さんの相手をしていた女性たちは大層気持ち悪がったそうです…ただひたすらじぃーっと眺められるのが…」

「でも…あなたは見られることが好きそうですね、おまんこから垂れてきてますよ、ほら」

奥村さんは格子に腕を入れ、私の太ももをするりと撫でた

身体がびくんっと跳ね上がる

一瞬しか触れられていないのに、触れられた箇所からゾクゾクとした感触が身体中に走った

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