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病院の風景

第2章 手術前

次の日、手術当日になってしまった。石川は、難しい手術ではないことは分かっていたが、それでも不安はある。

午前中は、テレビを見て過ごし12時30分ころになると、手術助手を勤める看護師の本山が部屋に来た。

「石川さん、そろそろ行きましょうか!私がご案内します。」

と、本山は笑顔で話し、石川の準備を待つ。石川は、点滴が付いているから動きにくい。管が絡まないように注意しながら、ベッドを起きると、本山のあとを歩いて手術室に向かう。

本山は、歩いている途中、

「石川さんは、手術初めてですよね?麻酔が効いたあとは、手術終わるまで患者さんの感覚だとあっという間ですよ!」

と言い、石川の緊張をほぐそうとしていた。

手術室に着くと、主治医の先生に助手をする先生、あと、麻酔の先生がいた。みんな男だ!女性は、看護師の本山だけ。

主治医の荒山が、

「おー、来ましたか!体調はどうですか?問題なさそうですかね?」

と、聞いてきた。

石川は、

「はい、大丈夫です。」

と言うと、麻酔医の田中が、

「じゃー、ゆっくりベッドに横になって!麻酔すると、すっと意識がなくなるからね!」

麻酔の準備が終ると、田中が

「じゃー、流すよ!どう?ちょっと温かい感じがあるでしょ!」

と言うので、石川は、

「はい!」

と答えるとそのまま意識がなくなった。

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