テキストサイズ

先生、出ちゃうよ

第6章 成瀬先生のお姉ちゃんは私のお姉ちゃん?

由奈「//お邪魔しました!」

そう言って立ち去ろうとすると

ガシッ!

手首を掴まれる。

成瀬「ねぇ、由奈、もしかしてだけど何か勘違いしてない?」

由奈「えっ?」

成瀬「こいつは俺の姉貴!成瀬咲!白衣着てないけど一応この病院の医者だ!」

咲「一応とは失礼ね!って、あなたが由奈ちゃんね!噂には聞いてたわ!最近の絋のお気に入りね!」

成瀬「ちょっと咲!変なこと言うなよ!」

確かに言われてみれば成瀬先生とぱっちりした目元がそっくりだ。
いつもは凛々しい成瀬先生がお姉ちゃんの前ではあたふたしている様子が愛おしい。

咲「由奈ちゃん!私は小児科と、神経科を専門にした総合医だから何かあったらいつでも相談してね!弟のクレームも受け付けるわ!笑」

と女子をも惹きつける笑顔で咲先生はそう言った。

由奈「ありがとうございます!姉弟仲良くて素敵ですね!私、兄弟がいないのでこういうのなんか羨ましいです!」

咲「そうかな?クッソ生意気な弟がムカつくだけだよ!笑」

と朗らかに笑う咲先生。

咲「由奈ちゃん、絋の妹みたいなもんなんだから、私の妹みたいなもんでもあるってことだね!あっ、由奈ちゃんと絋がくっつけば本当に由奈ちゃん私の妹になるのにー!」

成瀬「おい!咲、///」

あれっ?先生照れた?
んなわけないか笑

咲「あんた照れてんの?まぁ、いいわ、由奈ちゃん、仲良くしようね!」

と咲先生。
やっぱりー!なんだかすごく嬉しかった。

成瀬「それはそうと、咲、何しにきたんだよ?」

咲「あー!そうだった、父さんから絋呼んでこいって言われてたの!院長室で待ってるってさ!」

由奈「えっ?先生、院長先生の息子なの?」

成瀬「由奈、今更?笑笑 俺、副院長だけど笑笑」

えー!確かに言われてみれば成瀬総合病院の成瀬先生だけど、、、

由奈「先生、そんなに忙しい人だったんだね!」

成瀬「まぁな!笑笑」

成瀬「でも、副院長であろうと由奈の主治医に変わりはないから安心して?」

由奈「うん、、。」

咲「じゃあ、由奈ちゃんは私と一緒に病室戻ろっか?」

そう言って咲先生と手を繋ぎ成瀬先生の話をしながら病室へ戻った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ