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異世界転生しなくても美女とハーレム

第2章 ツンデレ女子社員

由紀恵と熱い夜を過ごし、疲労困憊であったが、会社を休むわけにもいかない。

私は、コンビニで下着とYシャツを購入し、それだけ着替えるといつも通りに出社した。

昨日と同じスーツだが、幸い誰からも冷やかされなかった。

ただ一人を除いて……




藤堂加恋、彼女は経理部の大卒2年目の女子社員だ。

私の妻、華菜(かな)は在職中に会社創設以来の美人ともてはやされた花形女子社員だった。

華菜は、フリーアナウンサーの田中みな実に似た知的で清楚な美人で、スタイルも良く、特にDカップの理想的な美乳(それを知っているのは私だけだが)は、男なら誰でも虜になる一級品の美女だ。

その華菜が寿退社した後、長い冬の時代に雪解けを告げるかのように入社してきたのが、加恋であった。


彼女はたちまち男性社員の間でマドンナ的な存在となり、華菜以来の花形女子社員としてもてはやされた。

加恋は、女優の小松菜奈に似た長身の美女で、大きくポッチャリとした唇と鋭い目つき、そしてアンニュイな仕草が、男性社員の心を射抜いた。

ただ、胸はCカップで小ぶりだという事は、私だけが知っている事実として付け加えておこう。


「課長、昨日頼まれていた書類、ここに置いておきます」

背中越しの冷たい声に、私は思わず肩をすくめた。

振り向くまでもなく、加恋だった。




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