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異世界転生しなくても美女とハーレム

第4章 高校時代の委員長

「今日ね、一夏に会いたくて、同窓会を開いたのよ。 どうしても、また会いたくて……」

「偶然だね、僕も、絹絵に会いたいと常々思ってたところだ」

「また~、聞いたわよ。 凄い美人の奥さんを貰ったんでしょ、わたしなんか、お呼びじゃないくせに 笑」

結婚式には今日来ている滝川を含め三人ほど、高校時代の悪友を招いていた。おそらく、滝川あたりから絹絵の耳に入ったのだろうと思った。


「それでは、矢理高校同窓会の皆さん、ちょっと集まってください」

再開の喜びにざわついていた中年男女の群れを凛とした声が統率する。

声をあげたのは、元委員長の秋元香織《あきもとかおり》だった。

「あ、委員長に色々と手伝ってもらったのよ、だから、今日のボスは彼女 笑」

そう言って、絹絵はウインクして見せた。


秋元香織は、優等生を絵にしたような女性で、在学中に私の誘いに一切応じなかった女子の一人でもある。

三年間、彼女とは同じクラスだったが、たしか、ずっと委員長を務めていた記憶がある。



正直、私の苦手なタイプだ。

ちょっとワンランク上の美女という事を除いては。



「はい、では、男子と女子で分かれて並んでください、出席の確認をします」

さしずめ、女教師と言った感じで、名簿のリストを片手に、香織はチェックしていく。
ちなみに、女優の天海祐希に似た感じの正統派の美人だ。

背も高い。




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