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変態ですけど、何か?

第12章 再会と出会い

タクシーの車窓から、街の夜景を見つめながら、勇太君を思い返す。

考えてみれば、それなりに格式のあるレストランで、顔にオシッコ浴びちゃえば、普通の男性はムッとするだろうなぁ。

あたしと勇太君は、世間ではあまり考えられない、小学校4年の時に結ばれて、
アナルまで経験してきた仲だった。

だから、勇太君もあたしと同じ変態性を持ってると思ってたけど、
実はごく普通の男だったと言うことだ。

10年ぶりに再開して、心の準備もできていないのに、いきなり愛液やオシッコを顔に浴びたら、
びっくりするし焦るよね。

あたしは少し申し訳ない気持ちになった。

でも、あたしの性癖に合わせられない人は、やっぱりいらない。
遠慮しながら、セックスは楽しめないもの。

あたしは勇太君に、メールをいれた。

『今日はごめんね。でもあたしは、あんな女なの。もう、勇太君とは合わなくなってしまったみたい。だから、再会したことは忘れて、別々の道を進みましょう』

すぐに、勇太君からの返信が届く。

『わかった。オレももう、里帆には付いていけそうにない。でも、オレの初めての女の里帆を、キライになった訳じゃない。
昔のような関係には、戻れないけど、
これから先、もし困った事に遭遇したら連絡してくれ。何か力になれることがあるかもしれないから』

『ありがとう』

あたしは一言だけ、勇太君に返事を送った。

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