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変態ですけど、何か?

第12章 再会と出会い

あたしは、嬉々としてそれに答えた。

淳也があたしを見つめて、声を出さずに、『誰?』
と尋ねる。

あたしは、小指を立てて、
『女の子よ』
と、目で答えた。


『突然なんだけど、柚木さん、今日の予定はどうかな?』

「大丈夫ですよ!土日は休みですから」

淳也が、
ええっ!
というような目であたしを見るが、、
あたしは気にせずに靖子と話す。

『じゃあ、夕食でも一緒にどうかな?
私も今週は、土日が休みなのよ。明日も休みだから、ちょっとゆっくりできるわ』

「はい!喜んで」

『じゃあ、柚木さんのお家に迎えに行こうか?
夕方5時くらいでどうかな?』

「5時ですね?」

あたしは言いながら、淳也を見た。

淳也は、指でオーケーのサインをしてくれた。

「大丈夫です。それじゃ、後で!」

あたしは電話を切った。

「ごめんね、淳也」

あたしは手を合わせた。

「いいよ。でも、誰なの?」

「この前知り合った、タクシーの運転手さん。
あたしと同じ趣味で、色々お話する約束をしてたのよ」

「わかった。僕は、クラシックとかわからないから、里帆の趣味のお相手は出来ないし・・・。
5時だったら、もう一回できるな!」

淳也は、再び唇を重ねてきた。

今、終わったばかりなのに、淳也のモノは既にカチカチだった。

「うんっ!淳也、大好き!」

あたしは、淳也の背中に腕を回した。


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