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変態ですけど、何か?

第12章 再会と出会い

淳也がゆっくりと腰を使い、あたしの膣壁を擦ってる。

「んんっ!ああっ!」

あたしは、ユッタリとした快感に身を委ねながら、小さく喘ぎ声をあげる。

次の瞬間、乳房に痛みが走った。

「い、痛い!」

淳也が、待ち針をあたしの乳房に突き立てていた。

あたしの全身が硬直し、膣の中の淳也を締め付ける。

「うんっ!ああっ!」
淳也が声を上げた。

締め付けるあたしも、膣内の摩擦が増大して、急速に快感が増してくる。

「ああんっ!淳也!痛いわぁ!」

痛みの混じった、なんとも言えない複雑な快感に、声をあげる。

「ひ、ひいぃ!じ、淳也!気持ちいいっ!」

淳也は、動きを早めながら、何本も何本も乳房に待ち針を突き立てる。

「り、里帆!スゴイよ!めちゃくちゃ締め付けてくる!」

あたしの中で暴れながら、淳也が呻く。

そして、待ち針が乳首に突き立てられた瞬間、
あたしは上り詰め、全身を痙攣させた。

「いっ、逝くうううぅ!」

「ぼ、僕も逝くよっ!」

淳也が、声をあげて果て、精があたしの中を満たした。

あたしは、ティッシュを花びらに当てて、
余韻に浸る。


あれ以来、淳也の女装癖はすっかり覚めたようで、最近は繋がったままで、針やロウソクであたしを責める事にハマっている。

「里帆のおまんこが、キュッと締まるのがたまらないんだ」
淳也が言うけれど、

逆にいえば、
『こうしなけりゃ、お前の締まりが悪い』
と、言われているようで、なんとなく複雑な気分。

もっとも、痛みや熱さとが混じった複雑な快感に、あたし自身も溺れているのは事実。


ベッドに並んで、呼吸を整えているとき、バッグの中であたしの携帯が鳴った。

「ちょっとごめんね」

あたしは淳也に断って、震えている携帯を見た。

『早乙女靖子』

画面の表示を見て、あたしはすぐに電話に出た。

「はい、柚木です」

『ああ、柚木さん。早乙女です。今、大丈夫かな?』
遠慮がちに、靖子が言った。

「はい、大丈夫です。お電話、待ってました」

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