テキストサイズ

変態ですけど、何か?

第10章 レクイエム

ソファーに並んで座り、玲子先生のコーヒーをごちそうになる。

「玲子先生のコーヒー、やっぱり美味しい!」

「ありがとう」
笑顔で答える玲子先生、やっぱり綺麗。

「あのね、玲子先生。あたし・・・」

話したい事がいっぱいあって口を開いたのに、言葉が出てこない。

「良いのよ、無理に話さなくても」

玲子先生が、肩を抱き寄せて言った。


どのくらい経っただろう。

玲子先生がソファーから立ち上がり。ピアノを弾きはじめた。

ベートーベンのピアノソナタ『悲愴』の、第二楽章。

柔らかな、祈りのような旋律が、あたしの心の氷を溶かしていく。

目を閉じて、身を委ねて聴いていると、

あたしの全てが洗われ、すべての罪が赦されていくようだ。

自然に涙があふれてきた。


「里帆、おいで」

曲を弾き終えて、玲子先生はあたしをベッドに誘った。

あたしがベッドに並んで腰をおろすと、

玲子先生が唇を重ねてくる。

それからは、今まで何度も繰り返してきた、愛のルーティーン。

全身を愛撫し合い、官能の炎を燃え上がらせる。

今日の玲子先生、激しかった。

あたしの洋服を荒々しく脱がせ、執拗にあたしの花園を責め立てた。

「ああっ!玲子先生!今日は、なんてすごいのぉ!!
気持ちいい!
里帆、すごくいいのぉ!」

指を膣に挿入され、クリトリスを激しく舌でなぶられて、
あっという間に天上に上り詰めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ