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淡いピンク色のマスク💕

第1章 淡いピンク色のマスク💕

そのままマスクをテーブルに置き
本を読んでいると、、
お手洗いに行きたくなって
少し席を離れたの、、、


お手洗いの鏡を見ながら
少し腫れぼったくなっている目を見て


「はぁ、、、全然可愛くない、、、」


とポツリとつぶやいて


そしてまたすぐに席に戻って
本を読みながら教習所の
過去問を解いていたの、、


1時間ほど経ったので
帰ろうとしたら、、


あれ、、?


マスクがない、、、


あれ、、、??


テーブルの下にも落ちてない、、


ん、、??


どうしたっけ、、?


お手洗いかしら、、、?


いや、、そんなはずない、、


確かにテーブルの上に置いた、、、


おかしい、、、


私の二つ隣には
おじさんがいたけど、、


もういない、、、


えっ、、まさか、、
盗まれた??


えっ、、?
ウソ!!


もしそうだとしたら、、
あんな汚れたマスクを、、?


あのおじさん、、、


グレーの作業着に
赤いマフラーをしていた、、


まさか、、


けどあの人しかいない、、、


私はキツネにつままれたように
辺りをキョロキョロ見渡したが、、、


結局私のマスクは
見つからなかった、、、



-----------



なんだか嫌な思いをしながら
駅の売店でマスクを買い


ホームの定位置に並ぼうとしたら


え、、
ちょっと待って、、


さっきのグレーの作業着の男が
列の一番先頭に並んでいた、、、


あああっ、、、!!


赤いマフラーも
し、て、いる、、、


さっき横にいたおじさんだ!!


おじさんが、、、
横を向いた、、、


きゃああああぁぁぁ!!!


淡いピンク色のマスクを、、、


しているのっ!!!!


やああああ、、、


思わず後ずさりして
その場を離れたの、、、


すっごくすっごく離れたの、、、


やああああん、、、
どうしよう、、、


あれ、、私のマスクだ!!


やだぁ、、、
やめて、、、変態、、、


だって、、、


あのマスク、、、


今日はとっても、、、


とっても、、、



「唾くっさいんだから、、💦」




〜完〜



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