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誓いのガーランド

第5章 繋がる輪 4

バスタオルで軽く体を拭いて、体に巻き付けると、バスルームから慌てて飛び出た。

濡れた手をよく拭いて、『ガーランド』を手に取る。

ページをめくるのももどかしいが、大切な漫画をぞんざいに扱うわけにはいかなかった。

急ぎつつ丁寧に、最後の、作者のあとがきを開き、花実の目は一点に釘付けになる。驚いて、目を見開いた。




この猫だ……




もう確信に近かったが、仕事用のバッグを漁り、手帳を取り出して、付箋を挟んだページを開く。





それは、赤葉の作者キャラクターと同じだった。



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