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誓いのガーランド

第9章 花冠の代わりに 2

「ちょっとまってて」

そういうと角村は、同期のひとりに「俺、宇吹さんキツそうだから、駅まで送ってくるわ」と声をかけた。

これだけの人数なら、1人抜けても2人抜けても、さして誰も気にしない。
両手で花実の体を支えながら、飲み会の席をそっと抜け出した。

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