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不倫研究サークル

第10章 不倫

翌朝。

「陽菜……」

「陽菜……」


9時の電車に乗らないと、陽菜に午後から登校させることができない。

だが、陽菜は熟睡していて、なかなか起きてくれなかった。
しかも、僕に抱きついた状態で寝ているため、僕も身動きが取れない。

浴衣ははだけて、今にもナマ乳が見えそうだし、僕も朝の生理現象が起きている。

「陽菜……」

「んん……、なに? うるさいな」

「『うるさいな』じゃないよ、起きてくれ」

「今、何時?」

「6時かな」

「はあ? まだ夜中じゃない! まだ欲情してるの?」

「バカ、これから東京に帰って、陽菜は学校に行くんだろ」

「あ……、そっか、でも、なんでまた欲情してるわけ?」

「いや、これは、朝は……、仕方ないんだ」

「男の人は皆、そうなの?」

「そうだ、だから、早くどいてくれないか?」

「ねえ、触っても良い?」

「な、なにを?」

「これ」

「バカ、やめろ、ふざけるな」


「ウフフ、冗談だよ 笑」
「ああ~~、学校、行きたくないな~」

と言いながら、陽菜はムクリと身を起こす。

が……、

「あ、陽菜、ちょっと待て」

僕の制止も間に合わず、起き上がった陽菜の浴衣はだらしなくはだけ、JCのナマ乳が露わになった。


「あわわ、陽菜、見えてるって!」


「キャーーー! 見ないでよ、ヘンタイ!」

陽菜は、僕の事を足蹴にすると、そのまま化粧室の方へ駆けて行った。


(まったく……、大胆なのか、純情なのか、良く分からないな……)


僕も起き上がり、ポリポリと頭を掻いた。




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