不倫研究サークル
第3章 初めてのカノジョは美少女
ガシっ!
僕が教室へ向かっていると、いきなり腕に抱きつかれ驚いた。
「え? え?」
「ごめんなさい、森岡さん。 私です! 雪村です」
「雪村さん、どうしたの?」
僕には何が起こったのか、皆目見当がつかない。
「ちょっと、君~、逃げなくても良いじゃん。 うちのサークルの説明するだけだからさ~」
見ると、男子学生が二人、ニコニコしながら小梢に近づいてくる。どうやら上級生のようだ。
「ご、ごめんなさい、カレがいたので……つい……」
(ええーー? カレ? 僕の事?)僕はますますパニックになる。
「これから、わたしたち……講義があるので……失礼します」
「あ、ちょっと、パンフだけでも~」
そうやって引き留めようとする上級生を振り切るように、小梢は僕と腕組みしながら、歩を速めた。
「ちぇ! なんだよ! あんなのがカレシかよ~ 何か事故ってないか?」
上級生の捨て台詞が耳に痛かった。小梢と僕とでは全然、釣り合っていない。
「ごめんなさい、森岡さん、勝手にカレシだなんて言ってしまって……」
「いや、僕は平気だけど、今日もあんな感じなの?」
男の子と話すのが苦手な小梢は、昨日の合同歓迎コンパでも途中で逃げ出している。超絶美少女の小梢に次から次へと男子学生が声をかけてくるからだ。
「今日も、ここまで来るのに三~四回ほど声をかけられて……」
困った顔をする小梢の横顔は、やっぱり超絶、可愛い……。
僕が教室へ向かっていると、いきなり腕に抱きつかれ驚いた。
「え? え?」
「ごめんなさい、森岡さん。 私です! 雪村です」
「雪村さん、どうしたの?」
僕には何が起こったのか、皆目見当がつかない。
「ちょっと、君~、逃げなくても良いじゃん。 うちのサークルの説明するだけだからさ~」
見ると、男子学生が二人、ニコニコしながら小梢に近づいてくる。どうやら上級生のようだ。
「ご、ごめんなさい、カレがいたので……つい……」
(ええーー? カレ? 僕の事?)僕はますますパニックになる。
「これから、わたしたち……講義があるので……失礼します」
「あ、ちょっと、パンフだけでも~」
そうやって引き留めようとする上級生を振り切るように、小梢は僕と腕組みしながら、歩を速めた。
「ちぇ! なんだよ! あんなのがカレシかよ~ 何か事故ってないか?」
上級生の捨て台詞が耳に痛かった。小梢と僕とでは全然、釣り合っていない。
「ごめんなさい、森岡さん、勝手にカレシだなんて言ってしまって……」
「いや、僕は平気だけど、今日もあんな感じなの?」
男の子と話すのが苦手な小梢は、昨日の合同歓迎コンパでも途中で逃げ出している。超絶美少女の小梢に次から次へと男子学生が声をかけてくるからだ。
「今日も、ここまで来るのに三~四回ほど声をかけられて……」
困った顔をする小梢の横顔は、やっぱり超絶、可愛い……。