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不倫研究サークル

第3章 初めてのカノジョは美少女

「岸本君、どうする?」

「そうですね、やっぱり、全部を入力するのに2時間はかかりそうですよね」

「森岡君も子供じゃないんだし、岸本君は帰って良いわよ」

「お言葉に甘えて、帰らせてもらおうかな。森岡君、悪いが後は一人でやってくれ」

「はい、岸本さん。ありがとうございました。僕も一人で大丈夫です」

「それでは、宮下さん。僕はこれで失礼します」

そう挨拶して、岸本は事務所を出ていった。

僕は、もくもくと入力項目を埋める。しかし、一体どれだけあるんだ?という量の項目だ。


「入力しながら聞いて、森岡君」


綾乃の説明した内容は、以下の通りだった。
・入力が済むと僕のアカウントが作成されるので、アプリをインストールして作成されたアカウントでログインする
・アプリの方で家庭教師と生徒をマッチングさせ、生徒側の家庭教師リストに候補をリストアップ
・生徒が気に入れば、オファーが届く。授業は一コマ90分
・家庭教師にはランクがあって生徒の評価によってランクがあがるが、当然、ランクの高い家庭教師は授業料も高い
・家庭教師には週単位で報酬が銀行振り込みされる。授業料の消費税分を差し引いた10%が運営会社の手数料として引かれ、残りが家庭教師の収入となる。


「宮下さん、入力が終わりました」




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