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不倫研究サークル

第4章 生意気なJC

やはり、陽菜は何か根本を違っている。僕は相手の容姿だけを好きになるような人間ではない。

「陽菜ちゃん……」

「ヒナ! 呼び捨てにして欲しい」

「呼び方に何か違いがあるの?」

せっかく威厳を示そうとしたのに、まったくJCの思考にはついていけない。

「親密になれるじゃん、呼び捨ての方がさ。 いずれカップルになるんだし」


「そういうものかな~」

(イカン、イカン、何を納得しているんだ僕は)

「コホン、では、陽菜。 君は何か勘違いをしているよ。 分かっていない」

「『僕は容姿だけで女の人を好きになるような男じゃない』って言いたいんでしょ。 分かってるわよ」

(くッ! またしても先手を取られた!)

「わ、分かっているなら、なんで『可愛い』に拘るの?」


「分かってないな~圭は。 女心をさ 笑」

(だ、だめだ……完全に形成逆転だ……どう打開すれば良い?)

「とにかく、受験は自分のためのものだろ、」



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