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不倫研究サークル

第4章 生意気なJC

この仕草、ルックス、何をとっても小梢はS級に可愛い。
小梢を好きになるなという方が無理がある。

それに、最近の小梢の態度は何なのだろうか?
もし、少しでも僕の事が好きなら……、嘘の関係でなく本当の恋人になって欲しい。

そんな欲求が湧いてくる。

(あ~~、しかし、フラれたらと思うとな~)


「あの……、圭君、どうかした?」

「え、な、なにが?」

「何か考え事してたみたいだから……」
「あの……、今言ったこと、やっぱり気にしないで。重いよね 笑」

「嘘の関係なのに……」

そう言うと、小梢はうつむいた。
彼女がうつむくと長いまつげが余計に目立って、更に可愛くなるのだ。

くよくよと考えても仕方ない、僕も少しは成長したんだ。


行動しなきゃ。


「あのさ小梢、今度の日曜日なんだけど、もし予定がなければなんだけど……」

うつむいていた小梢が顔を上げ、僕を見つめる。

深い瞳に、思わず声が詰まりそうになるが、僕は勇気を振り絞った。

「僕と、どこか出かけない?」

小梢は瞳を大きく見開いて僕を見ている。

これは、やはり無理があったか?

少し不安になる……。



「それって、デート……に誘ってるの?」

「あはは、そ、その、嘘の恋人と言えど、デートくらいはするのかな……なんて、思ったりしてー」


心臓は爆発しそうなくらいバクバクしていた。




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