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秘蜜のバイト始めました

第2章 え? ナマでするの?

「紗栄子ちゃん、私、撮影現場の片づけを手伝ってくるから、シャワー浴びて着替えておいて」

「あ、あと身体のチェックは自分でやっておいて、一応、どこか傷がついていないかとか」

「は、はい」

「着ていた服は、クローゼットの中に入ってるわ、それじゃあ」

そう言うと、杏果は部屋から出ていった。



シャワーの熱いお湯を浴びながら、さっきまでの事を振り返る。

私にとっては、これまでに経験したセックスの中では一番のものだった。

あんなにも、セックスが情熱的なものだったとは、これまで感じたことはなかった。


海が射精したシーンを自分の中で再現してみる。


もし、あのまま膣中に出されていたら……想像しただけで花の芯がジンジンと疼きだした。


(また会えるだろうか?)


私は、連絡先も交わさずに別れたことを後悔した。




「あっつ~」

せっかくシャワーで汗を流したというのに、ドライヤーで髪を乾かしていると熱気がこもり汗が出そうになってきた。

私が準備を終えた頃、部屋の内線がプルル~と鳴った。

『紗栄子ちゃん、準備できた?』


「あ、はい、今おわったところです」

『じゃあ、そっち行くから、鍵を開けて、あ、ちゃんと服は着てるわよね』と杏果は最後に笑った。

「あはは、バッチリです」




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