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イキ狂う敏腕社長秘書

第13章 【狂愛、略奪】






未知の世界を教えてくれたのは明里さん、あなただよ。




あの日声を掛けてくれなければこうして交わる事もなかった。
社長や他の男の人とも関係を持つ事すらなかったかも知れません。




そして何より、マコさんとの出会いもなかった。
そう思うとこの奇跡に感謝しなければならない。




周りから見れば端ない、或いはただのヤリマン…としか理解してもらえないんだろうね。




確かに私は良いなと思えばセックスまで持ち込んでしまう。
身体の相性で見極める事も少なくない。
リスクはある。
でもやめられない。
やめるつもりがない。




存在意義がただセックスなだけ。




あなたはセックスが上手い?
相手が年下だったら試してみる?ってすぐ味見したくなる。
年上が相手なら……今までの感じで煽るのかも。




ごめんね、私がこんなだからたくさん傷付けてきた。
苦しい思いばかりさせるのに愛してくれてありがとう。




私からはサヨナラはしません。
愛想が尽きたなら去ってくれても構いません。
なんて、冷た過ぎるかな。
すみません、人間出来てなくて。




仕事以外は全然ダメな私だから捨てられて当然だと思う。




「バカ……俺が手放す訳ないだろ」




皆、口を揃えてそう言ってくれる。
だから少し甘えてしまうのです。




「ごめん、もう言わない」と感傷的になるといつもより愛してもらえる。
いつもの倍、激しいセックスが待ってるの。




永田課長とは相変わらずのセフレ関係であり、一ノ瀬さんとはまだ同棲を先延ばしにしている。
プロポーズの応えも曖昧なままだが関係は良好。




湊くんも時々家に行って恋人っぽいことしてあげてる。
普通にご飯作ってあげたり一緒にお風呂入ったり。
明け方近くまで寝させてくれないけど私好みのセックスを一生懸命覚えてくれてるのが可愛い。




マコさんとはあの3P以来、何度か2人でしたけどあの快楽を越える事は出来なかった。
だからこれからはきっと3Pじゃないと物足りないかも。




そして最後の一人。
社長とも相変わらずな関係でして。




他の男に色っぽく振る舞うなと言われてもそんな事した覚えないんです。
すぐ嫉妬するところ、全然年上っぽくないですよ。









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