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悪魔から愛されて

第21章 新たに動き出す





…記憶から消されてしまったけど…

…京子と友達に戻れたし…

…私は全て失った訳じゃない…






…その日の夜…


龍崎さんはリビングでお酒を飲みながら、ゆっくり話し始めた…

「…恵美。話したいことがあるんだ…」
「…うん。圭吾なに?」
「今日、高山君が部長室に話に来たんだ…」
「う…うん…」


「結婚が決まったそうだ。」


「そ…そう…なんだ…」


「結婚式に、俺は呼ばれたんだけど…良ければ、恵美も来て欲しいそうだよ…どうする…」


「け…圭吾が行くのなら…一緒に行かないとね…」


「大丈夫か…?」


「う…うん。大丈夫です。私は圭吾のフィアンセですから…」


「…恵美…」



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